静岡県富士市|あなたに寄り添い、力になってくれる家を提供する富士市の工務店

プロフィール

  • HOME »
  • プロフィール

建築工房伝次郎代表:堀内 猛

ホームページをご覧の方へのメッセージ

とにかく、私は建築が好きです。

子供や妻から建築馬鹿と言われるほど建築が好きです。

どうも、これは母親の洗脳の一つだったかもしれません。

母の父親は、流行性感冒にかかり28歳の若さでなくなりました。

母と母の姉、二人の娘を残した突然の死だったのです。

母と姉は別々の親族にもらわれて育ったそうです。

亡くなった父親は大工で、請負師という肩書でやっていたそうです。

いわゆる、今でいう、工務店経営だったと思いますが。

そのせいで母は私を請負師にさせたかったようです。

その後、母は、大工である私の父親と結婚して、私が生まれました。

私は、女兄弟4人の下から2番目、男一人です。

昔のことですから、親の仕事を継ぐことが、当たり前の時代でしたから、

母親の想いに沿ったことになります。

 

私は昭和19年、敗戦色の強い、終戦1年前に産まれました。

遠州の森町という田舎でしたから、戦争から帰ってきた父親には仕事も無かったので、親戚を頼って富士へ越してきました。

これからが大変な時代でした。この時代は、誰も大変な時でした。

子供の数は多く、物も食料も無い時代でした。

私が高校2年生になるまで、一軒の家に4家族が同居する間借り生活でした。

子供だった私たちは、気にもしないのんきなものでしたが、親は大変な苦労だったと思います。

私も男一人ですから、小学校5~6年の頃から、親父の手伝いもしました。

私は、この時の不便さが、後になって建築の役に立ったと思っています。

間取りを考えたり、細かい処を工夫する時などは、大いに参考になりました。

この時代は、どこの家に行っても、非常に不便で使いにくいことだらけでした。

 

高校卒業後、後を継がせたかった親父でしたが、無理をいって大学へ行かせてもらいました。

当時は建築ブームで、大手ゼネコンへ就職する同輩も大勢いましたが、私は、数寄屋建築に夢中になり、数寄屋の得意な設計事務所へ就職をしました。

次第に、自ら設計して、作ることもできる数寄屋請負師になりたいと考えるようになり、大工である親父の弟子にさせてもらいました。

当時の富士では、数寄屋という言葉すら知らない人がほとんどでした。

しかし高度経済成長下で、数寄屋はまたたく内に浸透して、売上も順調に伸びました。

1997年ごろまで続きましたが、バブル経済の急激な縮小で数寄屋の仕事は激減しました。

 

その後、2000年に介護保険制度ができました。

これからの日本の高齢化社会に対応する為の制度です。

この保険制度の中に住宅改修という、住宅内の障害をなくし、バリアフリー化にしようという制度が発足しました。

私は、この制度を使って350軒ほどの住宅改修工事をやりました。

様々なお宅に訪問して、高齢者が日常動作の際に、不自由を感じる箇所を改修するという工事です。まだまだ多かった和風便器スタイルを洋便器に変えたり、つまづきやすい段差を平にしたり、手すりを着けたり、階段部分をスロープに変えたりする工事が多かったです。

 

大勢の高齢者に会うことで経験した事は、トイレの問題が一番大事なことで、トイレの形態、トイレの使い勝手、特に、寝室に出来るだけ近くに有ることが重要な事だと知りました。

高齢になり、トイレが自分の力で出来なくなると、急激に自立の気もちが下がってしまうことを知りました。

次に大事なことは、できるだけ在宅で生活する、ということです。

実に残念ですが、施設に住まわれている大勢の高齢者を拝見すると、みなさん元気がありません。

もっと我ままに、自由な生活を送りたいと思います。

 

若く元気で動ける内は考えもしなかったですが、私も高齢になって初めて、ごく普通の日常生活でも、住宅の有り様が、いかに深く関わっているか、感じるようになりました。

例えば、急激な気候の変化、温度差。 近年、顕著に襲ってくる地震・台風などの自然災害、

このようなことから、住宅が自分の身を守ってくれている事。

それと同時に、住みなれた家が精神的に自分を癒してくれていたんだ、という二つのことを改めて知らされています。

今迄、私は、姿が美しく、誰もがすばらしいと、称賛してくれるような建築を追い求めてきましたが、高齢になるにつれて、住宅には別の使命があることを知らされたような気持ちがしました。

建築には工夫次第で、もっともっと人に優しい、自立できる力を与えてくれると思っています。

いつまでも我が家で自立した生活が送れる、“いたわりの我が家”という住まいを作りたいと考えました。

それだけでは、自分の住まいのことだけでは、力強さに欠けます。

我が家を取り囲む環境、支えてくれる人々、ものの考え方が大事だと感じます。

そこで、専門家の人たちと一緒になって、“元気な内にやっておきたい”の会を作り、講演活動をしながら、広くこの考えを浸透させたいと考えています。

TEL 0545-35-1960

PAGETOP
Copyright © 建築工房伝次郎 All Rights Reserved.