私は、「いたわりの我が家」「居住福祉」「サニタリーシステム」「建築が人を守る」このようなことを、建築を通じて話しをしてきました。これらのことは、全て、”我が家で、安心して、元気で一生すごしたい”、このことを実現したくて行ってきました。

日本は、世界でも類をみない超高齢化社会に突き進んでいます。  2025年には国民の3.3人に1人が65歳以上、5.6人に1人が75歳以上という時代になります。  それに反して、社会保険料(医療費・介護費)の収入は60兆円で横ばいに対し、社会保障給付費は2025年時点で150兆円に迫ると言われます。

国は、病院中心の医療から、高齢者の「住まいでの医療」に移行しようと方向転換しています。  しかし、「住まい」のサニタリーなどの在り方、訪問診療の医療体制、又、在宅での受け入れをしてくれる人材不足などから、「医療難民」などと呼ばれる言葉さえ生まれてきました。   先日、11月1日の日経新聞記事に「みとり難民」などという、ショッキングな言葉が載っていました。

私は永らく住宅建築に携わってきました。 私も反省しておりますが、世の人たちは「一生を通じて、長いスパンでの住まいのあるべき姿」について考えてきただろうかと言うと、そうではなかったように思います。  確かに、私もそうですが、住宅を経済的な営みとしてとらえてきた面はおおきいと思います。仕事として住宅をとらえて、利益追求することはやむないところもありますが、ちょっと、考えが足りなかったように感じます。   「居住福祉」「サニタリーシステム」というような事に触れてみると、日本は西欧の「住まい」に対する考え方に比べると、長い一生の「住まい方」に対する配慮が足りないように感じてきました。

私は、この心粒ハウスでの発表会を、このような「住まい」についてのお話を交えておこなっていきたいと考えています。 このような「住まい」について興味をお持ちの方は、是非いらしてください。お待ちしております。ご一緒にお話ししましょう!!