伝次郎の家のカタログができました。

ここまで来るのに、随分と時間が掛かりました。

サニタリーシステムの考え方が出来てから、約20年位経っています。

考え方を形にする、このことが本当に難しいことなのだと実感しています。

只今、伝次郎の家第1号をやらせて頂いている、お客様、伏見様には本当に感謝しております。

建築は、お客様、有っての仕事なのです。建築を作る、どのような物を、どのように作るのか、この考え方を共有して頂かないと出来ないものです。半端な金額ではないのです。一生住む家なのです。

建築は、いくら良いものだと自分だけ思っていても、出来るものではありません。作っておいて貯めておくものでもありません。そこが難しいところなのです。

2000年に始まった介護保険制度の住宅改修工事の時に、お会いした利用者さんとの事が始まりでした。  利用者さんは、おむつをするか、しないで頑張れるか、の境でした。そのときの手すり一本で、大きな変化があったのです。

建築は人の生活に大きな影響を与える。このことを実感した瞬間でした。建築を作るときの考え方、このことが大きなことになります。特に、住宅は大きいです。

私は、55年位、建築に携わってきました。その内の9割が住宅でした。

若い頃は、数寄屋建築に夢中になり、美しい、カッコ良い建築にあこがれました。

そのことも、今となってみると大事なことではあると思いますが、住宅には、もっともっと大事なことがあるように思うようになりました。

それは、住宅には人を守らなくてはいけない、という大きな役割があるように思います。

住む人の心と身体を守る。それと、その人が安心して一生住んでいられる頑丈な作り、そして、若い時も、障害が起きても、病気になっても、高齢になっても、ずっと住み続けることが出来る家でなくてはならないのです。そして、大事なことは、子供、孫が安心して来られるような家が大事な事だと考えます。

今回のパンフレットは、そんな思いが詰まったものになりました。

そして、何よりは、リーズナブルな価格で作ることが出来る確証が得られたことが一番になります。